第1章 リスクアセスメントの基礎知識
1 はじめに
① リスクアセスメント導入の背景
② 足場基準
③ リスクアセスメント先進国の導入の成果
2 リスクアセスメントの現状と課題
① リスクアセスメントの現状
② リスクアセスメントを難解にした原因
③ 危険源の理解
④ 本書の目指すもの
第2章 リスクアセスメントの具体的進め方 その1 チェックリスト作成~危険源の特定まで
1 はじめに
① 危険源のチェックリスト作成
② 危険源のリストアップ(洗い出し・特定)
参考 筆者が監修したDVD「よりよい危険源のリストアップ法はこれだ」の「あらすじ」と解説
第3章 リスクアセスメントの具体的進め方 その2 リスクの見積り・リスクの評価・低減措置
1 リスクの見積り・リスク評価
① 予想される災害のストーリーを描く
② リスクの見積り
③ 本書が採用する方式
2 リスク評価をめぐる問題
① 重大性を低く評価してツジツマ合わせ
② 東京労働局労働基準部作成の「リスクアセスメントをはじめよう」に記載されているリスクレベルの評価方法について検討
3 足場の墜落防止措置の各段階ごとのリスク評価
① リスク低減措置
4 ある現場のリスク評価の例
5 リスクアセスメントの基本的姿勢
6 改善措置後に新たに発生する危険状態に対するリスク評価
① 可能性に0.1~0.5を使用して評価する例
② 改善措置前後の流れ
第4章 作業手順書と記録の作成
1 作業手順書
① 作業手順とは
② 作業手順書の作り方
③ 作業手順書の活用
④ 作業手順書の具体例
2 記録
① 記録の作成
② 記録作成の意義
第5章 質疑応答
1 今までの安全管理では、なぜだめなのか
2 リスクアセスメントはなぜ必要か
3 危険源のリストアップは、現場に負担をかけるだけではないのか
4 危険源のリストアップで本社や支店のバックアップ体制が不明であるが
5 危険源のリストアップ作業は、残業時間だけがアップするだけではないか
6 危険源のリストアップは書類作成が多くなり、現場管理がおろそかになるのではないか
7 足場の組立・解体時は、手すりなどの安全措置が著しく困難であるので、安全帯の使用が認められるが、リスク評価はどのようにすべきか
8 「現場内の労働者の就業に係るすべての危険源を調査」とは、どこまで行えばよいのか。通常使用する事務イスは調査対象から外せるか
9 R・KYとリスクアセスメントは同じか
10 R・KYとリスクアセスメントは共存できるか
11 現場内の全ての危険源をリストアップすることは、膨大な時間を要するとみられるが、大規模な現場や工場では難しいのではないか
12 経営者が、安全配慮義務を尽くしたと具体的に立証する方法は?
13 リストアップした危険源、リスク評価された危険源の活用方法は?
14 危険源のリストアップは、機械設備など「もの」についてだけでよいのか
15 リスクアセスメントで頻度とは
16 無資格運転に関するリスクアセスメントで、重機の鍵を厳重に事務所で保管管理し無資格運転防止を徹底しているため、無資格運転をする可能性がないので可能性を「1」としてよいか
17 被害の重大性(重篤度)などで、「危険作業などの廃止がない場合は、原則的に変更しないこと」とは
18 リスクアセスメントの実施時期はいつか
19 リスクアセスメントは、なぜ努力義務なのか
資料
危険性又は有害性等の調査等に関する指針