第1章 宙づり災害での延命措置
第1 目的
1.宙づりでは10分で意識不明
2.レスキューが現場に到着するまでの所要時間は10分以上
3.荷重80kgの被災者を引き上げるには4人以上必要
4.レスキューに救助されるまでの延命措置
第2 被災者が行う延命措置行動
1.被災者の自力脱出
2.ダイニーマスリングを携帯
3.墜落直後の姿勢の確保
4.ダイニーマスリングの取付け
5.ダイニーマスリングの輪に足を掛ける
6.レスキューを待つ
7.意識が不明になる前に膝を固縛
第3 現場が行う救助活動
1.引き上げるには4人以上が必要
2.ダイニーマスリングを足に掛ける
3.足を掛ける輪を作ったトラロープを被災者に投げ上げて、足に掛けさせる
第4 過去の災害事例に対する検討
1.過去に宙づりで死亡した災害の検討(第1の事例)
2.過去に宙づりで死亡した災害の検討(第2の事例)
3.過去に宙づりで死亡した災害の検討(第3の事例)
第5 装備・指導訓練等
1.装備
2.教育・訓練
第6 墜落防止の原則
1.墜落防止は手すり等の設置が原則
2.ハーネスの使用促進
第2章 ハーネスに関する諸問題
第1 安全帯の定義
1.労働安全衛生法施行令による安全帯とは
2.JIS規格に定めるハーネスの規格
3.安全帯に関する法令および規格
4.安全帯の定義に関して
第2 U字つり・シットハーネス
第3 安全距離
第4 落下係数とは
第5 接続具カラビナ
第6 U字つりの使用例
第7 レスキューについて
第3章 高所作業における墜落災害の防止
第1 高所作業における墜落防止措置
1.日本の足場、作業通路等における墜落防止措置(概要)
2.一般原則(足場・架設通路等以外)
3.欧州の足場規格(EN規格)
第2 高所作業におけるリスクアセスメントの問題点
第3 足場の組立て、解体等における墜落災害防止
資料