はじめに
第1章 ドラマクイーンとは何か?
(1) ドラマクイーンとは何か?
1 定義
2 パーソナリティー障害や精神障害との関連性
(2) ドラマクイーン以外の「残念な管理職」
(3) パワーハラスメント
1 定義と具体例
2 法的責任
(4) なぜ、ビジネスの世界で異常な言動を取る管理職が多いのか?
1 使用者と労働者の法的関係
2 トップポジション固有の特徴と問題性
【コラム1】思い出したくない上司と、思い出せない上司
第2章 「残念な管理職」への対処法(その1-自己解決または社内のリソースを利用)
(1) 日々の対処法
1 タイプ別対処法
2 イエスマンにならないこと(7:3の法則)
3 「感情マネジメント力」を高める(アンガーマネジメント)
4 心の平安を確保する方法を試す
(2) 「残念な管理職」の上司に相談する
(3) 人事部に相談する
1 人事部からの指導
2 管理職への360 度フィードバックの実施
3 ハラスメント防止教育の強化
4 懲戒
(4) 産業医に相談する
(5) 労働組合に相談する
(6) 内部通報制度(Whistle blowing)
(7) 自ら、行動する
1 人事異動を願い出る
2 転職する
【コラム2】人事部や産業医のない中小企業での対処法
第3章 「残念な管理職」への対処法(その2-社外のリソースを利用)
(1) 準備行為
1 就業規則の理解
2 エビデンス(事実)の記録
(2) 自分で会社に要求する
(3) 社外の紛争解決手続きの利用
1 社外手続きの種類
2 まずは、無料相談窓口へ
(4) ADR(裁判外紛争解決手続き)
1 都道府県紛争調整委員会による「あっせん」
2 都道府県労働委員会による「あっせん」
3 労働審判
4 民事調停
5 民間ADR
6 ADRのまとめ
(5) 司法手続き(民事訴訟)
【コラム3】労働審判のリピーター君
第4章 異常な言動の管理職のパーソナリティー障害や精神疾患との関連性
(1) 異常な言動の管理職に潜む、パーソナリティー障害と精神疾患の可能性
1 心身不調の要因のトップは、「上司」との人間関係
2 心身不調でも、産業医面談を受けるケースは少ない
3 上司の異常な言動と、代表的な5つの精神障害の可能性
4 上司の精神医学的な診断は顕在化しにくい
5 不調者にかかる「事例性と疾病性」
(2) パーソナリティー障害と精神疾患
1 パーソナリティー障害とは
2 自己愛性パーソナリティ障害
3 強迫性パーソナリティ障害
4 自閉スペクトラム症
5 うつ病
6 双極性障害(双極Ⅱ型障害)
7 血管性認知症
【コラム4】当事者に対し産業医ができること、できないこと
おわりに
謝辞