第1章 医療機関の人事労務担当が一般企業とは異なる意識すべき点とは
1.給与計算事務について
2.月3回のトラブルの引き金となる9つの問題点とは?
(1)医師の採用面での問題点
(2)労働契約についての問題点
3.9つの問題点が発生するタイミングを把握する
4.9つの問題点が発生しない仕組みづくりとは?
第2章 医療機関の労務管理はなぜうまくいかないのか?
1.多くの医療従事者は労働法に精通していない
(1)賃金支払いの5原則
(2)「労働時間」と「勤務時間」の違い
(3)旧態依然の環境で類似の事例が少ない
(4)注意すべきポイントを把握していない
(5)多忙な医師にはポイントを絞って説明を
2.一般企業ではAfterコロナであっても医療機関はWithコロナ
(1)医療機関の「手当」問題
(2)医療機関のコロナ対応における労災認定
3.2022 年診療報酬見直しへの対応
4.医師の長時間労働対策の必要性
(1)医師の2024年問題
(2)医師の割増賃金問題
第3章 医療機関の労務管理 9つの問題点の引き金
1.月3回のトラブルの引き金となる9つの問題点とは?
2.9つの問題点別の法律と建前を知る
3.他の医療機関での労務管理失敗事例
(1)採用
(2)労働契約
(3)労働時間、休日
(4)有給休暇
(5)ハラスメント
(6)給与、残業
(7)管理監督者
(8)妊産婦
(9)退職
4.有効的な助成金の活用を
第4章 具体例で考える 9つの問題点の発生を防ぐために必要なこと
1.採用(試用期間と本採用拒否)
(1)「試用期間」と「本採用拒否」に注意を
(2)リファラル採用について
2.労働契約(奨学金の貸付と返還免除)
3.労働時間(看護部門など 1カ月単位の変形労働時間制)
4.労働時間(事務部門 始業・終業時刻の繰り上げ、繰り下げ)
5.休日(代休と振替休日の違い)
6.有給休暇(暦日をまたぐ場合の問題点)
7.ハラスメント(精神障害発生を防ぐには)
(1)医療機関のパワハラ事案の特徴
(2)労災請求への対応
8.給与(通勤定期代の返還請求)
(1)通勤手当の「趣旨」から考えてみる
(2)不当利得返還請求権の消滅時効
9.労働時間(防護服の着替え時間の取扱い)
(1)着替え時間の長さは人によって違うが
10.管理監督者(通常の看護師と同じ仕事も行う看護師長)
11.妊産婦への対応(妊娠報告を受けた後の対応)
(1)母体保護の観点からの規制
(2)時間外労働、休日労働、深夜業等の制限
(3)軽易業務への転換
(4)産前休業
(5)産後休業
(6)育児休業
(7)育児時間
(8)短時間勤務制度
(9)子の看護休暇
(10)産前産後休業期間中の社保免除
(11)出産手当金
(12)産前産後休業復帰後の社会保険料の改定
(13)育児休業期間中の社会保険料の免除
(14)育児休業給付金
(15)育児休業復帰後の社会保険料の改定
(16)養育特例
12.退職(退職時の有給一括申請)
(1)退職時有給申請の「落としどころ」
(2)休日に対する有給休暇申請はできない
(3)有給休暇の買い上げ
第5章 医療機関であればおさえておきたい就業規則の規定例
1.採用
2.労働契約
3.労働時間・休日
4.有給の特別休暇
5.ハラスメント
6.給与、残業
7.管理監督者