X社概要
挨拶・会社が抱える課題を確認する
第1章 職務給概要
1.職務給とは
2.職務給への不安
3.人事制度の原理原則を、人事制度の構築・導入で実現する
4.現場にあるマニュアルを活かせばいい
5.職能給と職務給の違い
(1)そもそも見えない能力で管理は難しい
(2)年齢=経験年数=能力(習熟度)では必ずしもない
(3)職務給への変更で上位職務は賃金が今よりも上がる?
6.職務給の誤解を解く
(1)職務給の誤解はどこから来るのか
(2)ポスト、ポジションが空かないと昇進、昇級できない!?という誤解
(3)賃金が低いまま固定化されるという誤解
(4)日本的雇用の弊害を整理する
7.ジョブ型人事、ハイブリット型人事の大混乱
(1)二元論で語れるほど簡単な概念ではない
(2)メンバーシップ型論者がいうハイブリッド型制度の奇妙さ
(3)メンバーシップ型雇用なのにエンゲージメントが低い日本
第2章 職務給の本質
1.職務給の目的(歴史から)
2.職務給は組織と社員の両方を豊かにする
(1)職務給だから生産性が向上するそのわけ~職務給と能率の関係~
(2)歩合給の捉え方と経営
(3)ジョブ型人事の流れの中で始まる社員の自律と退職金制度の行方
(4)職務給と定員
(5)職務給はライフキャリアを明確にでき、逆に人生を豊かにする
第3章 職務等級制度の具体的な構築方法
1.人事制度をうまく構築していく方法
(1)人事制度の構築・導入のステップの理解
(2)制度構築において人事部は中心的役割ではない
2.職務分析を理解する
(1)製造部門の職務分析で重要な「標準」という概念
(2)職務価値の自覚と賃金の額で職業観は芽生える~年功賃金の弊害を理解する~
3.仕事を洗い出せ ~職務分析の種類と活用方法~
(1)人事管理上の職務分析の方法
(2)オペレーション職務分析を理解する
(3)ホワイトカラーの職務分析を理解する
4.プロセス展開表を活用した職務分析の理解
(1)プロセス展開表の作成手順
(2)あるべき姿のプロセス展開表を作成する意味
(3)結果は行動で決まる、ただし知識をないがしろにしてはだめ
(4)課業の難しさはその行動(作業)の難しさで決まる
(5)改善行動は参画型で検討する
(6)中央集権的な職務構造から顧客志向の職務構造への変革
コラム 多能工と職務基準書
(7)営業部門における職務分析のメリット
5.職務等級制度は指標管理による業績考課になる
(1)結果を常に意識した行動をとらせるために指標を設定する
(2)多様な働き方にも非常に対応しやすくなる
6.管理・監督者の職責を明らかにする
7.職務評価と賃金の関係
(1)職務評価基準の作成と職務評価のやり方
コラム 多能工と職務評価
(2)職務評価による序列(等級)数の決め方
(3)職務等級制度を中小企業の事例で確認する
(4)職務評価結果の序列に応じて賃金は決まる
コラム 賃金統計資料
(5)改めて人事異動と賃金について再確認
8.運用上の留意点
(1)職務等級制度だからこそ明確な能力開発ができる
(2)職務を完遂させるために能力開発制度を充実させ、ミスマッチが起こらないようにアセスメントをする
(3)目標管理は業績評価の1つであり、重要目標達成行動が指標に落とし込まれていれば必要ない
(4)管理職の目標管理制度のあり方
コラム ドラッカーのいう目標管理の役割とその適用範囲
(5)業績評価で改革、改善を推し進める管理・監督者が育つ
(6)運用における人事部の重要な役割評価に対する従業員満足度のチェックと基準書の改訂管理
(7)新制度導入の際に注意すべきこと
9.人的資本投資とその可視化
第4章 制度構築後の運用上の留意点と変化
1.人事考課結果を調整する
2.人事考課結果を踏まえた昇級、降級の取り扱いについて
3.人事異動の取り扱いについて
コラム 役職任期制
あとがき
用語解説