第1章 一様から多様化する人材を活用する時代へ
1 非生産的な職場の例
2 部下の非生産的行為
3 「マネジャー」としての役割
4 多様な部下に対する新たなマネジメントの重要性
5 働き方を変えるために必要不可欠な職場の土台(心理的安全性)
6 ダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギングという3つの要素
7 これからのマネジメント
第2章 部下を育成する時に大切なこと
1 育成が上手くいかないのはどんな時?
2 「健康-心理-環境モデル」とは
3 部下の個人情報の取扱いについての注意点
第3章 部下の健康状態を理解する(「健康モデル」の活用)
Ⅰ 健康モデルの必要性
1 治療と職業生活の両立はもはや他人事ではない
2 労働の生産性向上は、健康管理から始まる
3 自分の健康を意識していない人は案外多い
4 健康問題を軽視すると、企業のリスクが大きくなる
Ⅱ 健康モデルの活用手順
STEP1 部下の健康状態を理解し、早めに体調の異変に気づく
・部下の健康管理において上司が心掛けること
・部下の体調の異変に早めに気づく方法
・部下のメンタルヘルスの異変に早めに気づく方法
STEP2 健康問題は、「事例性」と「疾病性」にそれぞれ分けて考える
STEP3 部下の健康課題に配慮する
Ⅲ 部下の健康課題に対する配慮の参考例
・睡眠に関係する健康課題
・女性特有の健康課題
・高齢者特有の健康課題
・リモートワークにおける健康課題
・発達障害傾向のある従業員への理解
・各職種における健康課題とその対策
第4章 部下の心理状態を理解する(「心理モデル」の活用)
Ⅰ 心理モデルの必要性
Ⅱ 心理モデルの活用手順
STEP1 上司自身のアンコンシャス・バイアスに気づく
・職場で起こりがちな解釈の違い
STEP2 部下の話を傾聴する
・チェックリストを用いて現状を把握する
・4つのステップで傾聴する
STEP3 部下の性格や思考を理解する
・部下の気分や行動はその時々の思考により変わることを理解する
・物事をネガティブに捉える人の受け止め方と対応法
STEP4 信頼関係を築く
・部下との約束を守る
・時には部下の話の聞き役に徹する
・部下の個人的なことにも配慮をする
・部下に影響のある仕事の変化はあらかじめ伝えておく
・アサーションを活用する
・部下にやる気を起こさせる
第5章 職場として部下にどう対応するかを理解する(「環境モデル」の活用)
Ⅰ 環境モデルの必要性
Ⅱ 環境モデルの活用手順
STEP1 職場のルールや会社の方針などを知っているかどうか確認する
・働く上で最低限知っていてほしい法令とは?
・就業規則
・両立支援制度
・労働契約(雇用契約)
・会社の方針
・暗黙のルール
STEP2 職場として問題に対応できるかどうか検討のうえで判断する
・職場のルールや会社の方針などを確認して対応する
・職場のメンバーや本人に有益な支援は何かを聞く
STEP3 上司としての支援の権限があるかどうか確認する
・上司ができる支援を考える
第6章 事例から学ぶ!「健康-心理-環境モデル」を活用したマネジメントのコツ
1 病気の治療と仕事の両立
2 メンタル不調の疑いがある部下
3 うつ病の部下
4 出産と仕事の両立
5 育児と仕事の両立
6 パートタイマーの活用
7 介護と仕事の両立
8 定年後の高齢者の部下
9 発達障害傾向のある部下
10 長時間労働で過労気味な部下
11 外国人の部下
12 パワーハラスメントを受けた部下
13 セクシュアルハラスメントを受けた部下
14 カスタマーハラスメントを受けた部下
第7章 1人で抱え込まないためのポイント
Ⅰ 1人で抱え込まないために意識すること
Ⅱ 産業医の探し方から契約までの流れ
Ⅲ 行政から支援を受けるときの流れ