鋼管の玉掛け作業中にフックが外れ被災した 専用の架台や歯止めを使用していなかった
【製造業】【飛来、落下】
災害の発生状況
橋型クレーン(つり上げ荷重20トン)で2段に積付けた径の異なる数種の鋼管を切断作業台まで移動する作業で、被災者が玉掛け作業をする際、まず下段の鋼管の上に乗り、上段の片側にフックを掛けて地上に降り、もう片側にフックを掛けようと下段の鋼管の端に移動しました。
クレーン運転者はワイヤロープがゆるんだままではフックが外れてしまうと思い、合図がないのにロープを緊張するようにつり上げ操作を行いました。その時、片側のフックが外れ鋼管が転げ落ち、移動中の被災者を直撃し被災させたものです。なお、被災者は玉掛け技能講習を修了していませんでした。
災害の主な原因
(1)フック付きの…
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