腰壁解体作業中に倒壊(被災30日後に死亡)
【建設業】【崩壊、倒壊】
発生状況
総戸数460戸の大規模集合住宅の1階に手洗い場と散水栓を設ける改修工事作業中に災害が起きた。
1階共用部に共同の給水設備を設けるため、コンクリート腰壁(幅180cm 高さ153cm 厚さ18cm)を解体するため、同僚と2人で朝から前日に続いて、空気式削岩機(エアピック)で斫り作業に入り、午前10時に終わった。休憩後、被災者は、腰壁の周囲の鉄筋がむき出しになった横筋と下方の縦筋の内側1列を手持ち式グラインダーで切断したところ、腰壁が倒れ掛かり、被災者は、階段壁と腰壁との間に胸部を挟まれ、30日後に亡くなった。
原因
① 職長は現地で、…
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