クレーンの荷が転倒、挟まれて死亡 玉掛け完了と錯覚し、吊り上げてしまう
【製造業】【崩壊、倒壊】
災害の発生状況
鉄鋼工場で、薄板を切断するスリッター機を所定の位置に移動するため、天井クレーンで吊り上げようとしたところ機械が手前に倒れ、背部の棚との間に挟まれて死亡しました。
被災者は、補助作業者が自分と反対側の2本の玉掛けを行った時点で4本の玉掛けが完了したと錯覚してクレーンを少し巻き上げようとしたが、そのまま大きく巻き上げてしまったため機械が手前に倒れたものです。
被災者は当初、自分ひとりで玉掛けを行うつもりであったが、補助作業者が自発的に玉掛けを手伝ったため、手順を錯覚したものと思われます。
災害の主な原因
① 共同作業者と…
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