吊り上げ中のカバーが激突して死亡 回転停止を確認しないで手で移動

【製造業】【激突され】
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労働災害事例シート

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災害の発生状況

 セメントの原料製造工程で石灰石粉砕機の目詰まりを除去する作業中、取り外してクレーンで移動させようとした粉砕機のカバーが急激に振れ、作業者に激突して死亡しました。

 粉砕機の中のローターにはハンマーが付いて回転しており、目詰まりを起こすと運転を停止してクレーンでカバー(約1.1t)を吊り上げて手で移動した後、詰まった石灰石をエアーピックなどで除去していました。

 被災時には、共同作業者がクレーンで約10cm吊り上げたとき、同時に被災者が手で移動させようとしたためカバーの端が回転しているハンマーに触れて激突したものです。

災害の主な原因

① 粉砕機の電源は切ったが、…

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