硫酸製造工程において配管から噴出した硫酸を浴びて火傷 漏洩試験に硫酸を使用
【製造業】【有害物等との接触】
災害の発生状況
この災害は、非鉄金属製錬工場において、亜鉛鉱石を熔焼して得られた亜硫酸ガスから硫酸を製造する設備の定期修理中に発生した化学火傷です。
災害発生当日、硫酸工程用機械設備の年に1回行う定期修理がほぼ終了したので、作業者Aは、同僚BおよびCとともに、運転再開に向けての最終段階の点検を行うため、貯酸タンクから循環酸タンクと酸冷却装置に硫酸を試しに送給して、連結する配管・バルブの漏洩試験を行いました。
作業は、酸冷却装置のa系列、b系列、c系列の順で行うこととし、最初に、[貯酸タンク→循環酸タンク系]を閉じて、酸冷却装置a系列に送酸したところ、配管の腐食による酸漏れが認められたので、酸冷却装置系を閉じ、送酸を[貯酸タンク→循環酸タンク系]に切り替えました。a系列の酸をドレンタンクに移した後、酸冷却装置のb系列を点検するため、酸冷却装置系に送酸を切り替えるバルブ操作をA,B,Cの3人が分担して行いました。
Aが循環酸タンク手前のバルブを閉じたとき、貯酸タンクと循環酸タンクの間のフレキシブルチューブが破裂して硫酸が噴出しました。Aは逃げましたが、体の後方から硫酸を浴びました。
災害の原因
この災害の原因としては、…
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起因物等: