自動立体倉庫のトラブル修復作業中にはさまれる 自動運転中に点検作業をした

【学術研究、専門・技術サービス業】【はさまれ、巻き込まれ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

労働災害事例シート

※ボタンをクリックするとPDFデータがダウンロードできます。

災害の発生状況

 この会社は、製鉄所の構内に常駐し製鉄・圧延業務、動力機械の保守点検などの業務を行っており、作業者Aの業務は、「自動整理ヤード」を構成するチェーンコンベヤ、入・出庫転換機、スタッカークレーン等の点検補修作業、監視作業などです。

 災害発生当日、Aは同僚Bと2人で午後7時から翌朝までの夜間勤務に就きました。午後8時過ぎ、Aは監視室で自動立体倉庫の1つの系列に異常の表示が出たのを見て現場に行き、Bにその系列の入・出庫転換機などを自動から手動にするように無線で指示してから修理を始めました。Aは午後9時頃に補修が終了したので、自動にするように監視室のBに指示しましたが、Bはまもなく同じ系列に異常の表示が出たのを見て、Aに連絡したところ、「この異常はスタッカークレーンを制御するセンサーが原因なので、スタッカークレーンは手動に切り替え、出庫転換機は鋼材を払い出すので手動に切り替えなくて良い」との指示があり、Bは指示通りに操作しました。

 その数分後、Bは出庫転換機が稼働していることに気付き、Aに無線で連絡を取ろうとしたが応答がないため現場に行ってみたところ、Aは鉄骨に掛けたはしごの上で出庫転換機の爪状のフックとセンサーが取り付けられている鉄骨梁との間にはさまれて、死亡していました。

災害の主な原因

 この災害の原因としては、次のようなことが考えられます。…

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

起因物等:
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。