保護具の不使用で粉じん・騒音・振動障害に コンクリート廃材の破砕作業に約12年
【サービス業】【有害物等との接触】
災害の発生状況
建設廃材の処理工場で、手持ちブレーカー(振動式破砕機)を使用して工場に搬入されてきた廃コンクリートを破砕して鉄筋等を選別する作業に長年(約12年)従事していた作業者(男性、65歳)が、風邪様の症状が長引くので病院にかかったところ、検査の結果、鉱物性粉じんによる「じん肺」と診断されました。また、病院で他の器官の検査を行ったところ、聴覚に「難聴」が認められ、手や腕、肩等に「振動障害」の症状も認められ、じん肺と併せて労働災害(疾病)になりました。
災害の主な原因
① じん肺の原因は、コンクリートの…
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起因物等: