点検口をのぞき込んで転落、酸欠で死亡 酸素濃度測定をせず、保護具も使用しなかった
【製造業】【有害物等との接触】
災害の発生状況
化学工業製品製造工場で、精留装置を冷却するコールドボックスに、保冷材を補充するため点検口をのぞきこんだ作業者が、充満していた窒素ガスを吸入して意識が薄れ、ボックス内に転落して酸素欠乏症で死亡しました。
ボックス内には低温に保つために液体窒素が噴出されていたが、酸素欠乏危険作業主任者である被災者は、液体窒素の噴出を止めずに、ボックス上部の点検口(縦横60cm)から身を乗り出して覗き込んだため、窒素ガスを吸入して意識が薄れ、ボックス内の保冷材の上に転落したものです。
災害の主な原因
① ボックス内の窒素ガスを…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
起因物等: