溶接火花が発泡スチロールに引火
【建設業】【爆発・火災】
発生状況
床デッキプレートを敷き、溶接作業を行っていた。朝のKY活動で作業範囲の直下階に可燃物がないことを確認した。他方、他職が嵩(かさ)上げ材として使用する発泡スチロールとスチレンボードを直下階の通路を使って搬入しており、中継地点として溶接作業範囲の下階に仮置きをしていた。デッキ工が段差金物の溶接をしたとき火花が直下階に落下し、発泡スチロールに引火し火災が発生した。初期消火を試みたが、発泡スチロールは燃えやすく、煙の勢いも強く、消防への要請が必要となった。
発生原因
① 嵩上げ材として発泡スチロールを選定した。
② デッキ溶接作業と…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら