推進工法による下水管敷設中の硫化水素中毒
【建設業】【有害物等との接触】
発生状況
下水管の推進工事の現場において、推進方向がずれたために修正しようと塩ビ管を手前に引き抜いたところ、塩ビ管のゴムパッキンのところから地下水が漏れ出してきた。
地下水を止めようと作業員2人(B、C)が立抗内に降りたところ作業員Cが、意識を失ってその場にうずくまってしまった。
作業員Bは、はしごを登ろうとしたが約6m登ったところで意識を失って墜落した。
地上にいた作業員Aは、立抗内からの「送風機をつけてくれ」という声に送風機のスイッチを入れ、はしごを降りて作業員2人(B、C)を救助したが、地上で意識を失った。
原因
1.坑内の酸素・硫化水素濃度の測定等を行っていなかった。
もともと…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら