汚水管埋設作業中、土砂が崩壊
【建設業】【崩壊、倒壊】
発生状況
約200mにわたる公共下水道の汚水管の埋設工事において、アスファルト舗装をはがし、バックホウで掘削し、鋼矢板で土止めをしながら、順次汚水管の埋設を行っていた。
被災者は掘削された溝内に入って、バックホウで土中に押し込まれる鋼矢板を手で支える作業を行っていた。作業性を考慮し、片側のみを優先させて鋼矢板を入れようとしたために、車の振動などで反対側の地山が緩み、土砂が崩壊し始めた。被災者は、バックホウのオペレーターの「危ない」の声に退避しようとしたが、土砂の塊の直撃を頭部に受けその場に倒れ込んだ。被災者は、同僚達に救助されたが、搬送された病院にて脳挫傷のため死亡した。
発生原因
① 作業場所の地山の状況などを十分に確認せずに…
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