移動式クレーンのアウトリガーが乗った地盤が崩れる
【建設業】【崩壊、倒壊】
発生状況
60tラフタークレーンで鉄骨建方工事を行っていたが、ブームだけでは届かないため、ジブを伸ばして作業していた。
大梁(自重2.8t)を吊り上げ、作業半径35mの取付位置付近へ移動させ、主ブームを倒し始めた時点でモーメントリミッターが作動し、クレーンが停止した。その直後にブームと吊り荷が前方へ移動したので、オペレーターはブームを起そうとしたが、ブームが折れ曲がり、吊荷が地上へ落ちた。吊荷側のアウトリガーは盛土の上に設置されていたが、法面が崩れ、アウトリガーがわずかに沈下していた。
荷受していた鳶工は、鉄骨上を避難する際に、梁上で転倒し、左大腿部を打撲した。
発生原因
① 人的要因:モーメントリミッター(過負荷防止装置)を…
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