安全スタッフ 2011年1月1日 第2129号
新春特集
現場を見なきゃ安全は語れないね 柳亭金車師匠の「安全落語」論
安全落語の第一人者として、安全大会の講師を務める柳亭金車師匠。必ず作業現場に足を運び、いいところを探してそれをネタにして話す。これまで、見て回った現場は1000カ所を超えるというから驚きだ。しかも自費で回っている。そんな金車師匠に独自の「安全落語」論を語ってもらった。
わが社の安全衛生活動は、今
トップ率先で意識改革 中小企業の強み生かした「即断即決」の安全管理
ミニショベル用油圧機器、ガス圧機器などを製造する(株)柳沢精機製作所。社長が毎月の安全衛生委員会などで、安全に対する思いと現場で顕在化した問題点を指摘することで、問題意識が高まり全社一丸となった行動の展開に拍車がかかった。OSHMS適格認定の取得、有資格者のライン化、設備の安全化、体感道場の設置など経営層の牽引力で安全の質向上を図っている。
ニュース
・小規模事業まで範囲拡大検討 災害防止へ意欲向上狙う メリット制適用対象見直しで議論開始 厚労省
・年末繁忙期に現場を激励 小林政務官が視察 厚労省
・プレス改正を「妥当」と答申 厚労省・労働政策審議会
・電動ファンマスクに構造規格 譲渡・貸与を厳しく制限 安衛法別表へ追加の考え 厚労省
・材料破壊の仕組みを広島市内で成果発表 (独)労働安全衛生総合研究所
・ゼロ災55運動で 対策徹底呼かけ 鳥取労働局
・産業医チーム体制を法令上の登録機関に 厚労省
道しるべ
年始小論
統計資料
KY演習 危険はどこに潜んでますか?(KYTシートコーナー)
第1回 状況:「屋内で動力プレス機械を使って金属の加工作業を行っています」
/監修:山室ウェルビーイングコンサルタントオフィス 所長 山室 栄三
労働基準監督官の目
「暗黙知」の欠如/岡山・新見労働基準監督署 署長 山本 正晴
社労士が教える労災認定の境界線
第96回 介護士が天窓に乗って施設の清掃中にガラスが割れ転落
/中小企業福祉事業団幹事 山下労務管理事務所 所長 山下 充晃
建設業の労働災害事例
ドキュメント!メタボ指導―腹山課長の半年間―
第15回 飲み会に飲み込まれるの巻/(株)マベリックトランスナショナル 管理栄養士 小澤 絵美
うんちく歳時記
第1回 日本がここにあつまる初詣…山口誓子/建設業労働災害防止協会 セーフティ エキスパート 中込 平一郎
お薦めの一冊
改正案の問題を指摘 『派遣と請負』(労働新聞社刊、木村大樹著)
安衛法・はじめの一歩
第72講 定期自主検査/国際産業労働調査研究センター 代表 木村 大樹
アンゼン・わーど
第25回 出題:正木ノリオ
裁判例が語る安全衛生最新事情
第120回 神奈中ハイヤー事件 運転手の受動喫煙に対する損害賠償 横浜地裁小田原支部平成18年5月9日判決
/弁護士 外井 浩志
送検事例
実務相談室
<労安>定格荷重を守らず事故? 「つり上げ」可能な範囲だが
<労基>連続出勤日は何日までか 1年変形 特定期間定めていない
<健保>任継の介護保険料いくら? 現在支払う額と同じか
<厚年>老齢厚生と併給を申請? 定年後負傷し障害残った
<雇保>出向で被保資格を喪失か 退職する際不利益生じる
<交通>賠償を不正請求された!? ケガ負う事故とは思えない
<衛生>費用かけず難聴防ぎたい 現場でできる簡単な方法は