安全スタッフ 2011年4月1日 第2135号
特集
作業標準書に残留リスクを ４ステップ方式で評価の理解促す 関東自動車工業
リスクアセスメントで危険源を洗い出し、リスクレベルを評価する場合、作業者によって被災の可能性などで数値がマチマチになることはないだろうか。関東自動車工業(株)では、こうした作業者間の感覚の違いを4つのステップを踏むことでバラツキをな低減する策が取られている。評価された残留リスクを作業標準書や独自の「日めくりカレンダー」に記載、災害防止活動の中心的な存在として位置づける。
新連載 イラストで学ぶリスクアセスメント
作業中の場面のイラストをもとに「起因物」と「事故の型」の両面からリスクアセスメントを考える。第１回目は、「階段からの転落災害防止」がテーマ。
別冊付録
雇用形態の多様化に伴う安全管理
今号の別冊付録、「雇用形態の多様化に伴う安全管理」は埼玉県社会保険労務士会専門業務自主研究会安全衛生管理部会が作成した「小規模事業場のための安全で健康な職場のルールづくり」より抜すいしたもの。従業員50人未満の小規模事業場に焦点を絞り、パートタイマー、派遣労働者、外国人労働者、高年齢労働者、について雇用する際の注意点や安全衛生管理のポイントなど図表を交え、分かりやすく解説している。非正社員の雇用が増大する現在、適正な管理を行う際の手引書として活用できる。
ニュース
・死亡事故の８割が“挟まれ” 食品加工機械による災害防止を通達 ミキサーでの被災目立つ 厚生労働省
・震災被災地での労災手続き通達 厚生労働省
・適用要件の引下げを検討 メリット制拡大へ中間報告 60～70万円で対象は３倍に 厚生労働省
・掘削現場で対策を確認 兵庫労働局
・特定自主検査業者の研修 指定制から“登録制”へ
道しるべ
統計資料
ＫＹ演習 危険はどこに潜んでますか？（ＫＹＴシートコーナー）
第７回 状況：「製造業の工場内のひとコマ。上の階では配管の点検を行っているようです」
／監修：山室ウェルビーイングコンサルタントオフィス 所長 山室 栄三
労働基準監督官の目
決められたルールを守る／小樽労働基準監督署倶知安支署 支署長 板倉 満
社労士が教える労災認定の境界線
第102回 新聞料金の集金中に転倒し右足を骨折、労働者性の争いに
／中小企業福祉事業団 幹事 タナベ労務管理事務所 所長 田邉 勇輝
建設業の労働災害事例
第156回 定格荷重を超える荷をつったトラッククレーンが転倒
ドキュメント！メタボ指導―腹山課長の半年間―
第21回 禁煙を考えるの巻／(株)マベリックトランスナショナル 管理栄養士 小澤 絵美
うんちく歳時記
第７回 春疾風（はるはやて）／建設業労働災害防止協会 セーフティ エキスパート 中込 平一郎
安全・衛生マン喜怒哀楽
毎日抜き打ちで現場巡回／建装工業(株) 首都圏マンションリニューアル事業部横浜支店 環境安全衛生部長 村瀬 信之
安衛法・はじめの一歩
第78講 安全衛生教育１／国際産業労働調査研究センター 代表 木村 大樹
お薦めの一冊
爆発防止へ正しい知識を 『ガス溶接・溶断作業の安全 ガス溶断技能講習用テキスト』（中央労働災害防止協会刊）
アンゼン・わーど
第31回 出題：正木ノリオ
裁判例が語る安全衛生最新事情
第126回 協和エンタープライズ事件 過労による交通事故死と安全配慮義務 東京地裁平成18年４月26日判決
／弁護士 外井 浩志
送検事例
実務相談室
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