安全スタッフ 2011年9月15日 第2146号
特集
活動がメーンの教育を実施 「安全運転同乗個別指導」に効果あり ボルテックスセイグン
社員への安全衛生教育は、どの会社もいろいろなアイデアを考えて取り組んでいくことだろう。運送業の(株)ボルテックスセイグン(群馬・安中市)もそのひとつだが、とりわけ他社とは異彩を放っているのが、教育のほとんどが活動場面を通じている点だ。安全運転同乗個別指導という独自の教育で効果を上げている同社に、その取組みを聞いてみた。
ズームアップ
陸運業者と荷主が共同宣言 配送先での労働災害防止へ 陸災防茨城県支部水戸線分会・筑西労基協会
陸運事業者と荷主が協力して労働災害を防止しようと、陸上貨物運送事業労働災害防止協会茨城県支部水戸線分会(小林幹愛分会長)と(社)筑西労働基準協会(清水光一会長)は8月24日、共同宣言を行った。調印式は、茨城・筑西労働基準監督署の今村とみ子署長が立会人となり、関係者が一体となって積極的に安全な作業環境の整備を進めていくことについて確認、小林分会長と清水会長は共同宣言文書にサインした。陸運事業者と荷主団体の共同宣言は全国的にも珍しい取組みで、茨城県内では初めてとなる。
ニュース
・3次産業へ「4S」普及図る 好事例集めた手引書作成も 都道府県労働局に指導強化を通達 厚労省
・復旧工事の労災 死亡者は13人に 厚労省
・適切な工期の設定を 国交省 請負契約締結でガイドライン 建設業法違反防止狙う
・職場復帰の取組み発表 日本生産性本部 メンヘル大会を開催
・石綿則の改正受け曝露防止を再要請 船舶解体で厚労省
・リスクアセス推進へグループ討議型講習 東京・青梅労基署
・造船業の監督で7割超に違反が 広島労働局
道しるべ
トップ&キーマンいんたびゅう
“巡回ケア”できるシステムが必要なのでは/神奈川産業保健推進センター メンタルヘルス対策 促進員 柳下 澄江
労働基準監督官の目
KY演習 危険はどこに潜んでますか?(KYTシートコーナー)
第18回 状況:「倉庫内での作業です。フォークリフトが忙しそうに動いています」
/監修:山室ウェルビーイングコンサルタントオフィス 所長 山室 栄三
社労士が教える労災認定の境界線
第113回 社長指示で部下の男女問題仲裁に当たった専務が殺害され
/中小企業福祉事業団 幹事 おさだ経営労務管理事務所 所長 長田 修
建設業の労働災害事例
腹山課長 健康生活への道
第8話 サウナでやせる?の巻/(株)マベリックトランスナショナル 管理栄養士 健康運動指導士 竹内 夕美子
うんちく歳時記
第18回 大いなるものが過ぎ行く野分けかな/建設業労働災害防止協会 セーフティ エキスパート 中込 平一郎
イラストで学ぶリスクアセスメント
第12回 枝落とし作業の災害防止/中央労働災害防止協会 関東安全衛生サービスセンター 安全管理士 中野 洋一
産業カウンセリングの現場から
第8回 「仕組み負け」しない体制を
/オザワ社労士事務所 代表 特定社会保険労務士 産業カウンセラー キャリアカウンセラー 小澤 裕美子
安衛法・はじめの一歩
第89講 有害な業務に従事する者に対する特殊健康診断3/国際産業労働調査研究センター 代表 木村 大樹
お薦めの一冊
管理職の理解が重要に 『御社に「うつ」が多い理由(ワケ)』(松崎一葉著、東洋経済新報社刊)
アンゼン・わーど
第42回 出題:正木ノリオ
走れ!安全くん
裁判例が語る安全衛生最新事情
第137回 信濃輸送事件 腰椎間板ヘルニアへの高額賠償 長野地裁平成19年12月4日判決
/弁護士 外井 浩志
送検事例
実務相談室
<労安>酸素濃度を測る方法は? 外部から感知できず危険
<労基>女性に運搬作業頼みたい 本人できるというが
<健保>任継の喪失手続き教えて まもなく2年経過する
<厚年>働くと障害年金は停止か 収入得るとどうなる
<労災>製造の請負で特別加入? 退職者が個人事業主に
<交通>自賠責の保険金が時効に 被害者請求を拒否された
<安全>はさまれ事故対策教えて 回転体への接触多い