墜落防止措置を実施せず送検 足場の特別教育でも違反 大曲労基署
2021.03.09
【送検記事】
秋田・大曲労働基準監督署は、令和2年6月に発生した労働災害に関連して、足場工事業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)および同法第59条(安全衛生教育)違反の容疑で秋田地検大曲支部に書類送検した。労働者に地上からの高さ2メートル以上の足場上で作業を行わせる際、手すりや中桟を設ける墜落防止措置を講じなかった疑い。
労災は、大仙市内の屋根と支柱で構成される簡易作業場を設置する現場において発生した。労働者は、高さ3.25メートルの移動式足場上で屋根に部品を取り付ける作業を行っていた。一緒に作業をしていた別の労働者が足場を移動させた際に、地上に墜落して負傷している。
同社は、足場の組立てに関して、特別教育を受けていない労働者に作業を行わせた疑いでも送検されている。
【令和3年1月21日送検】