違法な時間外労働で運送業者送検 交通死亡事故きっかけに違反発覚 鳴門労基署
2021.05.06
【送検記事】
徳島・鳴門労働基準監督署は、運転者に対して違法な時間外労働を行わせたとして、一般貨物自動車運送業者と同社代表取締役を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで徳島地検に書類送検した。令和2年10月14日に同社の労働者がトラックで追突し、別の運転者が死亡した交通事故をきっかけとした捜査で違反が発覚している。
同社は同年7~9月、追突した労働者を含む長距離トラックの運転者3人に対し、36協定(時間外・休日労働に関する協定)を超える運行パターンで働かせていた疑い。協定は1日7時間、1カ月93時間で締結していた。時間外労働は最長の者で、1カ月164時間35分に上っている。
【令和3年3月18日送検】