労働者が右腕を切断 プレス機の安全対策を怠った製造業者を送検 北九州西労基署
2021.05.02
【送検記事】
福岡・北九州西労働基準監督署は、令和2年10月に発生した労働災害に関連して、自動車付属品製造業者と同社品質保証課課長兼製造課課長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。プレス機械の調整作業に関する安全対策を怠っていた疑い。
労働者は、プレス機械の金型内に腕を入れて調整作業を行っていた際に被災した。動いた機械に挟まれ、右前腕を切断している。
同社は、作業従事者以外の労働者が機械を運転することを防ぐよう、機械の起動装置にカギをかけたり、起動装置に表示板を取り付けるなどの対策を実施していなかった。
【令和3年3月19日送検】