労災の報告2年以上遅滞 鉄筋等の製造業者を送検 北九州西労基署

2021.05.04 【送検記事】
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 福岡・北九州西労働基準監督署は、労働者死傷病報告を遅滞なく提出しなかったとして、鉄鋼製品製造業者と同社西田工場の工場長を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。平成30年11月に発生した労働災害に関して、令和3年2月まで報告を怠っていた。

 同社はパイプやレール、鉄筋など鉄鋼製品を製造している。労災は、北九州市内の西田工場で発生した。労働者が高所から墜落して左踵を骨折し、73日間休業している。

 同労基署によると、発覚の端緒は「取引先への通報」で、その後同社が、同労基署へ相談してきたという。報告を怠った理由には、取引先からの不利益を挙げている。

【令和3年3月11日送検】

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