労災かくし 左腕挟まれて長期休業 解体業の個人事業主を送検 御坊労基署
2021.08.16
【送検記事】
和歌山・御坊労働基準監督署は、労働者死傷病報告を遅滞なく提出しなかったとして、解体業を営む個人事業主を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で和歌山地検に書類送検した。令和2年1月、同社労働者が解体用つかみ機のアタッチメントに左腕を挟まれ、長期間休業する労働災害が発生している。
発覚のきっかけは、被災した労働者からの相談だった。「休業補償が受けられない」との内容だった。同個人事業主は、今年に入って報告を提出している。
報告を遅滞なく行わなかった理由について、同労基署は明らかにしていない。
【令和3年7月6日送検】