他者の気持ちに寄り添う/児玉伸也社会保険労務士事務所 児玉 伸也

2021.08.22 【社労士プラザ】
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児玉伸也社会保険労務士事務所 児玉 伸也 氏

 人生100年時代と言われるが、昨年の12月に56歳にして独立開業した私は、すでにその半分を過ぎてしまった。人は事を成すために生を受けたと言われる。お歴々の社労士と違い、立派な業績も下地もない一介の中年社労士がこれから成すべきこと、私の人生における役割について、思いのうちを語らせていただきたい。

 広く知られているとおり、社労士とは人・物・金のうち、“人”に特化した業である。とくに経営者の一番身近で頼れる相談相手として、その特性が生かされる。

 私には社労士としての特別に優れた強みや売りはない。この部分だけは誰にも負けないというスキルもない。

 しかしながら、私の57年間という人生において培ってきた経験や肌感覚は、誰にも負けない自分の強みであり、自分にしか伝えることのできない役割である。

 たとえどんな環境に置かれようがブレない自分軸=マインドを持っている。他者の気持ちに寄り添えるマインドを持っている。

 そこで、自身が学び経験し、実践してきたことを体系化して、常にブレないマインドを維持できるオリジナルプログラムを開発した。即ち社労士の社労士による社労士のためのぶれないマインド作りプログラムである。社労士である以前に人格者たれ。人に寄り添う社労士だからこそ受講していただきたいワークである。

 「真のコミュニケーション」を作ることも私の役割だと考えている。

 真のコミュニケーションとはただ相手の話を傾聴して、尊重することではない。「この人のためになりたい」、「この人に尽くしたい」と本気で思い、傾聴し、共にゴールを見出すことである。

 まずは理解に徹し、自分も信頼・理解されること。そうして初めて人は心を開いて本音を話してくれる。自らの意識を高め、相手のために五感のすべてをフル活用し、初めて共感による傾聴が実践でき、その上にコミュニケーションが成立するのである。

 このコミュニケーション能力育成手法についてもオリジナルのプログラムを開発した。社労士の社労士による社労士のためのコミュニケーションスキルアッププログラムである。

 社労士の人間としての成長が、社会や企業の信頼を得て、社労士のさらなる地位向上や人格形成につながるのではないか?全国4万人に上る社労士の中に、こんなことを考えて実践しようとしている人間が一人くらいいても面白いと思うのである。

児玉伸也社会保険労務士事務所 児玉 伸也【静岡】

【webサイトはこちら】
https://sr-kodama.com/

令和3年8月23日第3317号10面 掲載
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