【安全衛生・お薦めの一冊】『御社に「うつ」が多い理由』

2011.09.15 【書評】
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管理職の理解が重要に

 職場で「うつ病」になっても休職できる仕組みが整ってきた。一方、休職すると元気になるが、いざ復職となると再発する「未熟型うつ病」も増えており、メンタルヘルス問題は複雑になっている。

 本書は、著者の精神科産業医としての経験を元に“うつ病にならない職場”のつくり方を解説。「なぜ会社で心を病むのか」「うつ病のサイン」「現実とのミスマッチ」「精神科産業医の処方箋」「心のホットライン」「もう会社で心を病ませない」の全6章で構成している。著者は、メンタルヘルス対策は管理職が重要としており要所に「管理職へのアドバイス」を提示。体調の悪さが周囲にも分かるようになったら積極的に部下へ話しかけたり、職場復帰の際には完全復帰は思い止まらせて8週間は様子をみるなど、管理職のとるべき行動を示している。

 企業の最前線で現場をみてきた著者の言葉には説得力がある。

(松崎一葉著、東洋経済新報社刊、TEL:03-5605-7021、四六版、187ページ、1200円+税)

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平成23年9月15日第2146号 掲載
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