ロープ高所作業で死亡災害 高さ25メートルから墜落し送検 北九州東労基署

2021.09.08 【送検記事】
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 福岡・北九州東労働基準監督署は、支持物とロープの緊結状況を点検していなかったとして、建設業者と同社作業指揮者を労働安全衛生法21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検した。26歳の労働者が高さ約25メートルから墜落し、死亡する災害が発生している。

 災害は令和2年12月12日、福岡県北九州市の10階建てマンションで発生した。労働者は居室ベランダの防鳥ネットを張り替えるため、屋上付近でロープ高所作業を行っていた。

 本来は墜落を防止するため、メインロープとライフラインロープをそれぞれ別の支柱に取り付けるが、労働者は2本のロープを束ねて水道管に取り付けていた。水道管が傾いたことで結び目が外れ、地上まで墜落している。

 同指揮者は、支持物とロープの緊結部分を点検していなかった疑い。ロープ作業についての送検は全国12件目で、同労働局管内では初めて。

【令和3年6月14日送検】

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