建設・製造・運輸業で死亡災害が急増 福岡労働局が緊急対策
2017.04.11
【監督指導動向】
安全管理不十分な事故多い
福岡労働局は、平成29年1~3月に死亡災害が急増したことを受け、建設・製造・運輸業を対象に死亡災害撲滅に向けて、4~6月に集中的な取組みを実施していくことを発表した。
29年1~3月の労働災害による死亡者数は11人で、前年同期と比べて8人増えている。同労働局は「機械への巻き込まれや墜落といった型の災害がめだつ。安全管理が不十分なケースが多い」と警鐘を鳴らす。
このため、県内の労災防止団体や業界団体などに向けて協力を要請した。通常6月に行っている局長による安全パトロールを、前倒して行うことも計画中。
4月の春の全国交通安全運動週間に、交通労働災害防止のための周知・啓発活動も実施する。