伊勢神宮灯籠設置団体を送検 労働者に賃金払わず 伊勢労基署
2021.10.13
【送検記事】
三重・伊勢労働基準監督署は、労働者に対し賃金を支払わなかったとして、灯篭設置に関する事業を営む一般財団法人と同法人理事を最低賃金法第4条(最低賃金の効力)違反の疑いで津地検伊勢支部に書類送検した。
同法人は、伊勢神宮に続く道路への木製灯籠の設置をめざして活動していた。労働者4人に対し、令和3年4月分の時間外労働分を含む賃金約170万円を支払わなかった疑い。資金繰りの悪化により、4月以前から支払いの遅配が続いていた。雇用していた労働者らは徐々に離職していき、今年6月末には全員が離職して閉業している。
【令和3年8月13日送検】