半年で実施率7割上昇 ストレスチェック調査結果 石川労働局
2017.04.27
【監督指導動向】
接客娯楽業で実施率低調
石川労働局が平成29年1月、県内の事業場に対してストレスチェックを実施したかどうか尋ねたところ、9割以上の事業場が「実施した」と回答したことが分かった。28年7月の段階で2割にとどまっていたことから、その後多くの企業が実施したことが判明している。労働者数50人以上の事業場において平成28年11月末までに、第1回のストレスチェックを実施することが求められていた。
調査は、毎年1回実施している安全管理自主点検表のなかで実施している。1589事業場に点検表を配布し、87%に当たる1383事業場から回答を得た。
それによると、ストレスチェックを実施したと回答した企業は93.7%。金融・広告業、通信業で実施率100%と優秀な数字が出た一方、接客娯楽業では62%と低調だった。
同労働局では昨年の調査以降、石川産業保健総合支援センターなどの関係団体と連携し、ストレスチェックの実施に関する研修会を開き周知・支援を進めていた。