解体工事中に天井落下し実習生死亡 安全教育怠った建設業者送検 大阪南労基署

2021.12.22 【送検記事】
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 大阪南労働基準監督署は、外国人技能実習生の作業内容を変更した際、安全教育を行わなかったとして、建設業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第59条(安全衛生教育)違反の疑いで大阪地検に書類送検した。20歳代の男性外国人技能実習生が崩壊した天井の下敷きとなり、死亡する災害が発生している。

 災害は今年3月30日、同社が請負施工していた木造住宅解体工事現場で発生した。実習生は地下1階部分に入り込み、がれきを運び出そうとしていた。解体中だった1階床部分はコンクリート製の土間となっており、自重で崩れて落下している。

 同社は実習生に対し、作業内容変更後に作業手順などの安全教育を怠った疑い。同労基署は、「解体作業中は地下に入ってはいけないことや、地下に入る際の注意点などを教育するべきだった」と話している。

【令和3年11月16日送検】

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