需要高まる研修講師業務/オフィス・カバーズ藤井社会保険労務士事務所 所長 藤井 大介

2022.01.09 【社労士プラザ】
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オフィス・カバーズ 藤井社会保険労務士事務所 所長 藤井 大介 氏

 初めてこの場で執筆させていただいてから1年半が過ぎた。前回は社労士の講師業には確かな将来性があることをお伝えした。今回は前回の執筆以降の活動についてお伝えしたい。

 私は開業6年目で380以上の登壇をし、ありがたいことに講師満足度は98%を超える評価をいただいている。

 まず直近の話だが、今は非常に忙しい。今まで延期になっていた研修が再開し注文が一気に来たからだ。研修市場は新型コロナウイルスによる影響はあったが需要は常にあり、しかも相変わらずパワフルである。

 この時期は管理職研修やハラスメント関連の依頼が多い。商談ではつい「管理職研修にはパワハラの知識が必須なので、ぜひ社労士の私に!」などと言いたくなるが、これは良くない。正しいのは「研修後にどんな管理職になってほしいのですか?」という質問一択である。

 そして、聞いたオーダーに対し、一生懸命「練る」ことが重要である。社労士であることなど忘れて良い。社労士を意識すればするほど「並み」の研修になってしまうからだ。ちなみに通常の管理職研修ならハラスメントや労務管理の話は1割もあれば十分である。

 「社労士なのにそれだけで良いの?」と言われそうだが、社労士だからこそ少し話すだけで十分なのである。退屈な法律の話にこだわらず、面白い研修をする方がよほど大事だ。

 話は前後するが、前回の掲載後すぐに4人の先生から連絡があり研修ノウハウをお伝えしたが、皆さん登壇者としても今は大活躍されている。また、その後開催した講師養成講座を修了した先生方と「なないろ会」という講師グループを作った。今は県をまたいで12人の先生方が参加している。今年は私にではなく「なないろ会」に対しての依頼もあり、とても嬉しかった。

 加えて先日、会のパンフレットが完成したので皆に配り、ご活用いただいている。

 これからは「信頼できる個人同士がつながり『チームで勝つ』時代」だと思っている。

 今後はこのチームを中心に「仲良しグループかつ個々の得意分野を活かしてともに収益を上げる関係」を作っていきたい。「巧妙なウソが蔓延する時代」にこのような関係はとても価値があると思う。

 近日、無償の社労士向け講師養成講座を行うが、ぜひご興味のある方はホームページからお申込みいただきたい。私の持っているノウハウは時間の限りお伝えする。そこでの話が皆さまのお役に立てば最高である。

オフィス・カバーズ藤井社会保険労務士事務所 所長 藤井 大介【広島】

【webサイトはこちら】
https://www.covers-hiroshima.jp/

令和4年1月17日第3336号10面 掲載
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