縁の下の力持ちに/社会保険労務士法人SRK 代表社員 濵 民恵

2022.01.30 【社労士プラザ】
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社会保険労務士法人SRK 代表社員 濵 民恵 氏

 当事務所は、平成29年4月2日に個人事務所から法人化し、現在は5期目となっている。働き方改革関連法に始まり、労働施策総合推進法、育児・介護休業法、厚生年金保険法、高齢者雇用安定法、雇用保険法など、企業の人事に関する法改正が続く大きな変化のなかにいる。

 社会保険労務士倫理綱領にある社労士の義務と責任を常に軸とすることを心掛けている。

 法人名であるSRKの由来は「職場の安心」のS、「労働環境」のR、「企業の未来」のKである。その上で、行動指針としてSはSpeed=依頼に迅速に先手の対応、RはRight=法令に精通し正しく適切なサービス、KはKindness=仁の心で顧客目線を重視、である。クライアントとの強い絆を大切に、常に縁の下の支え手であること、人と人のつながりに向けた企業の魅力づくりを提案していく毎日である。

 最近は妊娠・出産、育児に関する両立支援対応の依頼が増えてきている。

 企業からの依頼に対しては、社内報や規程を活用した社会保障制度および会社による支援制度の社内周知、復職までのスケジュールに関するアドバイスツールの作成提案、活用できる助成金制度の情報提供など、体系的な支援を行っている。不安を感じている労働者本人に対しては個別説明を行い、遠方の企業にはリモートで個別に説明を行っている。

 この2年ほど、クライアント企業における男性の育児休業取得件数が増加している。最短で5日間、最長で1年間の育児休業取得が行われた小売業のケースもある。今後の改正である「産後パパ育休」「育児休業の分割取得」も含め、企業の職場環境の整備と支援プランに大きく関与することとなる。

 超少子高齢化が進むなか、両立支援に関する一般事業主行動計画の策定から、取組みの公表、「くるみんマーク」の取得までを支援していく。

 ハラスメント対策の支援も重視している。まず企業に「心の健康づくり計画」を策定してもらったうえで、トップの認識をしてもらうための研修を行う。管理職への定期的な研修も必要不可欠で、DVDのツールを作成し活用していただいている。

 企業イメージアップのために、男女共同参画社会に向けての女性活躍に関する「えるぼしマーク」取得の支援も加わってきている。

 広くアンテナを張り、専門家として常に最新の情報提供と企業の未来のため、行動指針に沿って企業の縁の下の力持ちでありたい。

社会保険労務士法人SRK 代表社員 濵 民恵【長野】

【webサイトはこちら】
https://www.srk-jimusyo.com/

令和4年1月31日第3338号10面 掲載
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