違反率65.4% 技能実習関係の監督結果 岩手労働局・令和2年分
2022.01.30
【監督指導動向】
岩手労働局は、外国人技能実習生の実習実施者を対象に令和2年に実施した監督指導結果を公表した。104事業場に対して行い、68事業場(65.4%)で労働基準関係法令違反が発覚している。
違反項目は、「安全基準」が19件で最も多く、「健康診断の結果に関する医師などから意見聴取」が18件で続いた。
監督指導事例も明らかにしている。具体的には、機械の清掃や調整をさせる際は運転を停止するように是正勧告したケース、36協定(時間外・休日労働に関する労使協定)の上限を超える時間外労働をさせていたことおよび年次有給休暇を年5日以上取得させることなどを求める是正勧告をしたケースなどがある。