【今週の労務書】『新版 総務担当者のための産休・育休の実務がわかる本』

2022.03.05 【書評】
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社員向け説明資料も掲載

 本書は、従業員の出産・育児に関する社会保険の手続きや、育児休業規程の整備、育休制度などに関する従業員への説明方法などについて詳しく解説したもの。今年4月から順次施行される改正育児・介護休業法の内容を反映している。

 規程の整備に当たっては、厚生労働省が公開している規程例をベースに、今年10月1日以降を想定した規程例を紹介。育休の取得回数や出生時育休の対象者・申出手続きなどを定める際の留意点を示している。

 本書ではさらに、休業を取得する従業員に対する適切な説明が重要として、パワーポイントで作成した女性従業員向けと男性従業員向けの「休業取得の手引き」を掲載。手引きは、従業員への説明時にほぼそのまま活用でき、使い勝手が良い。

(宮武貴美著 日本実業出版社刊、TEL:03-3268-5161、税込2420円)

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令和4年3月7日第3343号16面 掲載
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