建設業での死亡災害撲滅へ 局長が安全を祈願 埼玉労働局
2022.04.12
【監督指導動向】
埼玉労働局は、建災防埼玉県支部が川越氷川神社で開催した安全祈願祭に参加した。高橋秀誠局長が自ら出向き、建設業の安全を祈願している(写真=前列左から2番目、高橋局長)。祈願祭には髙橋局長のほか、埼玉県建設業協会の伊田登喜三郎会長、建災防埼玉県支部の全分会長らが参加している。
同労働局管内では昨年、死亡災害が27件発生し、そのうち11件は建設業が占めている。新型コロナウイルスの影響で祈願祭への参加を自粛していたが、多発する死亡災害を懸念し、3年ぶりに足を運んでいる。
同労働局は死亡災害撲滅に向けて、昨年末に建設業者に対して自主点検を求めた。「点検結果からは、手すりの未設置や機械の使用前の未点検、作業床の段差の放置などがめだっている。改めて、安全対策を見直してほしい」と話している。