健康診断などの名目で賃金天引き 2カ月不払いも 建設業者を送検 北九州西労基署
2022.04.09
【送検記事】
福岡・北九州西労働基準監督署は、違法な賃金控除をしたとして、建設業者と同社代表取締役を労働基準法第24条(賃金の支払)違反の容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。
同社は、令和元年6~8月、労働者2人の賃金を天引きしていた。名目は、健康診断や道工具の修理などに充てるため。天引き額は、1人が月額2700円(3カ月計8100円)、もう1人が月額4000円(同1万2000円)だった。
併せて同社は、同年9~10月、上記労働者2人に対して定期賃金を支払っていなかったとして、最低賃金法第4条(最低賃金の効力)違反でも送検されている。立件額は2人で2カ月合計約54万円に上る。
【令和4年2月4日送検】