作業計画策定せず送検 傾斜でトラック動き死亡労災 宮古労基署
2022.04.17
【送検記事】
岩手・宮古労働基準監督署は、貨物自動車を使用する作業に関する作業計画を策定していなかったとして、土木工事業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で岩手地検宮古支部に書類送検した。令和3年7月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
労災は、宮古市内の擁壁設置工事現場で発生した。クレーンを積載したトラックに荷を積み込んでいたところ、傾斜上に停車していたトラックが急に動き出して道路脇のフェンスに激突、被災した労働者が巻き込まれている。
同社は車両系荷役運搬機械を使って作業を行わせる際、作業場所の広さや地形に応じた作業計画を策定していなかった疑い。
【令和4年2月16日送検】