【今週の労務書】『労働者派遣法 第2版』

2022.04.30 【書評】
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体系理解の「道しるべ」に

 派遣法を体系的に理解するための「道しるべ」をコンセプトにした一冊。2017年の初版から5年ぶりの改定で、派遣労働者の均衡・均等待遇確保にかかる法改正や労働契約申込みみなし制度に関する裁判例などが追加されている。

 申込みみなしにおける脱法目的については、派遣の指揮命令と請負の注文者の指図等の区別は微妙な場合もあるため「個々の事案に応じて認定していく他はない」とした。そのうえで、基本的には各事案の事実認定の問題としつつ、AQソリューションズ事件(東京地判令2・6・11)や東リ事件(大阪高判令3・11・4、神戸地判令2・3・13)、日本貨物検数協会(日興サービス)事件(名古屋高判令3・10・12)の判断枠組みを紹介している。

(鎌田耕一・諏訪康雄編著、三省堂刊、TEL:03-3230-9411、税込4180円)

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令和4年5月2日第3351号16面 掲載
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