36協定の期限切れたまま時間外労働させた運送業者を送検 月118時間の残業が違法に 新潟労基署
2022.05.23
【送検記事】
新潟労働基準監督署は、運転者3人に違法な時間外労働をさせたとして、貨物自動車運送業と同社取締役を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで新潟地検に書類送検した。3人のうち2人については、有効な36協定がないまま、最大で月118時間の時間外労働を行わせた疑い。残りの1人については有効な36協定があったが、延長時間を超えて働かせていた。
運転者2人については、36協定を過去に締結し、提出していたものの期限が切れている状態で時間外労働を行わせていた。立件対象期間は令和2年1月21日~6月20日。
残りの1人に適用されていた有効な36協定は、1日7時間、1カ月95時間、年間855時間を時間外労働の上限としていた。同社は令和元年7月21日~8月20日と同年10月21日~11月20日に、この上限を超えて働かせた疑い。
【令和4年3月16日送検】