【今週の労務書】『人事担当・管理職のためのメンタルヘルスの教科書』

2022.05.21 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

在宅勤務の懸念点指摘

 本書は、部下を持つマネージャー層や非医療職の人事担当者を対象とし、メンタルヘルス・マネジメントとは何かを説いていく。たとえば普段から部下の勤怠の乱れに注意を払うのは管理者の役割と強調し、放置すれば職場全体の問題につながりかねないと警告する。後半では産業医・カウンセラーの立場から、休職中や復職時の実務を詳解している。

 普及の進んだ在宅勤務についても触れ、管理者が理解しておくべき8つのデメリットを挙げた。仕事・プライベートの切替えが困難で休息は取りにくくなるし、「毎日出社できるか否か」で判断してきた復職の基準は曖昧になったとする。発見が遅れて重症化するリスクも高まっており、積極的にコミュニケーションの機会を持つよう求めている。

(清水隆司著、総合法令出版刊、TEL:03-5623-5121、1650円税込)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和4年5月23日第3353号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。