【今週の労務書】『社長!そんな採用サイトでは絶対にいい人材は獲得できませんよ!』
2022.06.11
【書評】
セクハラ対策など記載を
サブタイトルは「『求職者が増える』『社員が辞めない』20の仕掛けとコンテンツ」。採用サイト上に載せるべき情報を整理し、具体的な書きぶりも指南する。
たとえば、昨今の若者が敬遠するものの1つとしてセクハラなどの各種ハラスメントを挙げ、対策について記載を求める。取り組んでいる場合は最低限、毎年研修を実施していることとその際の様子を収めた写真の掲載は必要とした。さらに、なぜ社内で発生しないのかも説明すべきと強調。毎年の研修では、管理職がグループディスカッションでハラスメントに関するチェックリストに沿って自己採点し、該当する可能性のある事案を公開している。そのため、抑止効果が働いている――こんな記述例を示す。
(嶋田利広、尾崎竜彦著、㈱マネジメント刊、税込1650円 TEL:03-5280-2530)
令和4年6月13日第3356号16面 掲載