熱中症対策を強化 長期休み明けの発症に注意促す 大阪労働局
2017.05.31
【監督指導動向】
大阪労働局は5~9月にかけ、熱中症対策に力を入れている。管内における平成28年の熱中症による死傷災害は6年ぶりに30人台となっていた。
28年はお盆休み明けに猛暑日が集中したことで、暑さへの順化期間がないまま作業を行ったことによる熱中症がこの時期に多発している。このため同労働局は、5~6月を熱に当たる時間を徐々に伸ばしていく「順化期間」に設定するとともに、8月についても長期休み明けの再順化に留意するようリーフレットで訴えた。
熱中症予防セミナーも5~7月にかけて実施。第1回目のセミナーでは中山製鋼所が、大型ファンで熱を飛ばす、社内に応急キッドを配布するといった自社の取組みを披露している。7月には大阪ガスが対策を発表する予定だ。