【安全衛生・お薦めの一冊】『高所作業の基礎知識 改訂第3版』

2022.08.29 【書評】
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使用指示だけではダメ

 本書は、高所作業の安全対策のポイントについて、図やイラストなどを用いながら分かりやすく解説したもの。既刊の改訂版だが、フルハーネス型安全帯の完全義務化を踏まえ、全面的に大幅な見直しを行っている。

 例えば、Q1の「フルハーネス型の義務化になって現場の安全管理は?」という問いに対して、「単に墜落制止用器具の使用を指示しただけではいけない」と指摘。現場安全責任者の責務として、事前に予定される高所作業箇所の現状を把握すること、高さに応じてフルハーネス型か胴ベルト型かの選択や使用指示をすることなどが必要とした。

 また、旧規格の胴ベルトやハーネス(ベルト)に、新規格のランヤードを接続して使用の可否では、引張試験の方法が旧規格と新規格では異なっており、ハーネスの破断荷重の場合、旧規格は新規格よりも低いなどとして不可としている。

(菊一功著、労働新聞社刊、TEL:03-5926-6888、B5判、72ページ、税込770円)

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2022年9月1日第2409号 掲載
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