賃金不払い防止などを要請 水島コンビナート地区へ 倉敷労基署
2017.06.08
【監督指導動向】
岡山・倉敷労働基準監督署は、大規模な定期改修工事を行っている水島コンビナート地区の関係2団体へ、賃金不払いや労働災害の防止を求める要請文を手交した。
賃金不払いが発生した際に事業主の所在が分からず対処できないケースがあるため、すべての関係請負人の名称や事業主の所在地、労働者の雇用関係などの把握を行うよう求めている。
労災防止に向けては、複数の事業場が混在して作業を行っている際の災害を防ぐため、元方事業者および関連するすべての関係請負人との連絡・調整を明確に行うよう要望。関係請負人が必要な安全対策を講じられるよう、適切な工期の設定や請負契約書においての安全対策の実施者とその費用負担の明確化も訴えた。