「労働基準法施行規則第35条専門検討会」報告書を公表―化学物質による疾病、MOCAによる職業がん及び過重労働による脳・心臓疾患の追加を提言(厚労省)
2022.10.07
【労働行政最新情報】
厚生労働省は令和4年10月7日、業務上疾病の範囲について検討を行う「労働基準法施行規則第35条専門検討会」(座長:北里大学名誉教授 相澤 好治)の報告書を公表した。
この検討会は、労働基準法施行規則別表第1の2に掲げる業務上疾病の範囲について、医学的な検討を行い、定期的な見直しを図るためのもの。
今回の報告書では、
○ 大臣告示に掲げる化学物質に関する疾病について、13の化学物質による疾病の追加、見直しを行うこと
○ 3,3´-ジクロロ-4,4´-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)による尿路系腫瘍を別表第1の2に追加すること
○ 脳・心臓疾患の対象疾病として重篤な心不全を別表第1の2に追加し、解離性大動脈瘤を大動脈解離に改めること
の3点について適当であるとの検討結果が取りまとめられた。この報告書を受けて、関係省令等の改正が予定されることとなった。
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「労働基準法施行規則第35条専門検討会」報告書を公表します
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28397.html