安全帯不使用で墜落死 元請など2社を書類送検 大分労基署
2017.06.13
【送検記事】
大分労働基準監督署は、いずれも大分県大分市の建設業で下請の建設業者と同社現場代理人、および元請の建設業者と同社作業主任者の計2法人2人を労働安全衛生法違反の疑いで大分地検に書類送検した。平成29年3月、大分市内の河川に架かる橋の補修工事現場において、下請建設業者の労働者が死亡する労働災害が発生している。
同法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で送検された下請建設業者は、被災者に吊り足場の組立て作業を行わせる際、安全帯を使用させなかった疑い。被災者は欄干を乗り越えて橋脚部分に乗り移ろうとした際、川へ転落している。
元請の建設業者は元請企業として、下請企業の違反防止に向けて必要な措置を講じなかったとして、同法第31条(注文者の講ずべき措置)違反の容疑で送検されている。
【平成29年5月18日送検】