コンベヤーに腕を巻き込まれ切断 日常的に安全対策講じず送検 相模原労基署
2017.06.20
【送検記事】
神奈川・相模原労働基準監督署は、ベルトコンベヤーの安全対策を怠ったとして、建設業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで横浜地検相模原支部に書類送検した。平成29年1月、同社労働者が被災する労働災害が発生している。
被災者は、工場内に設置されたコンクリートガラを運搬するベルトコンベヤー付近を歩行していた際、機械内に鉄筋が挟まっていることに気付き、取り除こうと手を伸ばしたところ被災した。右腕上腕を巻き込まれ、肘から先を切断している。被災者は通常、コンベヤーを使う作業をしていなかったため、巻き込まれ災害の危険性を把握していなかったものとみられる。
同社は、労働者が身体を巻き込まれる危険があったにもかかわらず、コンベヤーに覆いや囲いを設けるといった措置を講じていなかった。
【平成29年6月1日送検】